外構工事は、家の外観や使い勝手を左右します。依頼先としてハウスメーカーと専門業者がありますが、どちらを選ぶかで仕上がりや費用、対応のスムーズさが変わります。そこで本記事では、それぞれのメリットを比較し、希望に合った依頼先を選ぶためのポイントを解説します。理想の外構を実現するための参考にしてください。
ハウスメーカーに外構工事を依頼するメリット
外構工事をハウスメーカーに依頼すると、建物と外構を一括管理できるため、スムーズな進行や統一感のある仕上がりが期待できます。
ここでは、ハウスメーカーに外構工事を依頼するメリットについてみていきましょう。
住宅ローンに外構費用を確実に組み込める
ハウスメーカーに外構工事を依頼する場合、住宅ローンの中に外構費用を確実に含めることができます。住宅ローンを利用することで、初期の自己資金を抑えつつ、計画的な資金管理が可能になります。
もちろん、外構工事を専門業者に依頼する場合でも、金融機関によっては住宅ローンに外構費用を含めることが可能です。しかし、一部の金融機関では外構工事を別途契約する場合、住宅ローンに組み込むことが認められないケースもあります。
また、専門業者と契約する場合、住宅ローンの融資実行時期や支払いのタイミングが異なるため、資金計画の調整が必要になることもあります。
一方、ハウスメーカーに依頼すれば、建物と外構の費用を一本化し、住宅ローンの手続きもスムーズに進めることができるのです。
金融機関とのやり取りもハウスメーカーがサポートしてくれることが多く、手続きの煩わしさを軽減できるのも大きなメリットでしょう。
建物と外構の打ち合わせをまとめて進められる
ハウスメーカーに外構工事を依頼すると、建物と外構の打ち合わせを一括で進めることができ、手間が省けます。とくに建築計画の段階で外構デザインを一緒に考えられるため、全体の調和がとれたデザインになりやすいのが特徴です。
もしも、自分で専門の外構業者を探して依頼する場合は、建物の打ち合わせとは別に外構工事の打ち合わせが必要になります。
建物の設計が決まった後に外構のプランニングを進めると、時間がかかるだけでなく、建物との統一感が損なわれる可能性もあります。また、複数の業者とのスケジュール調整や見積もりの比較なども発生し、手続きが煩雑になりがちです。
その点、ハウスメーカーに建物と外構をまとめて依頼すれば、担当者と一度の打ち合わせで全体のデザインや仕様を決めることができるため、スムーズに進行できます。
さらに、ハウスメーカーの設計士やコーディネーターが建物と外構のバランスを考慮しながら提案してくれるため、統一感のある仕上がりを実現しやすくなります。
建物の完成と同時に外構工事も完了し安心感がある
ハウスメーカーに外構工事を依頼すると、建物と外構を同時に施工できるため、引き渡しの時点で外構が完成した状態になります。これにより、引っ越しと同時にスムーズに新生活をスタートできるのが大きなメリットです。
専門の外構業者に依頼する場合、一般的には建物の引き渡し後に外構工事が始まるため、完成までに数週間から数ヶ月かかることもあります。その間、駐車場が使えなかったり、庭が整っていなかったりするため、不便を感じることがあるでしょう。
また、ハウスメーカーに依頼することで、施工品質に対する安心感も得られます。大手ハウスメーカーの場合、外構工事の仕様や品質基準がしっかりと制定されており、一定の施工レベルが保証されています。
さらに、ハウスメーカーの現場監督が建物だけでなく外構工事の進捗も管理するため、品質管理が徹底されている点も魅力です。
専門業者に外構工事を依頼するメリット
外構工事を専門業者に依頼することで、デザインの自由度やコスト面でのメリットがあります。ここでは、専門業者に依頼する主なメリットについて見ていきましょう。
希望に合った業者を比較・選択できる
ハウスメーカーに外構工事を依頼すると、施工方法やデザインの選択肢が限られることがあり、自分の希望と完全に一致するプランを実現しにくいケースもあります。
一方、専門業者に直接依頼する場合、複数の業者を比較して、自分の希望や予算に合った業者を選ぶことが可能です。
たとえば、デザイン性に優れた業者や、和風・洋風など特定のスタイルに強い業者、コストパフォーマンスに優れた業者など、それぞれの特徴を踏まえたうえで選択できます。
さらに、業者ごとに異なるプランや見積もりを比較検討することで、納得のいく価格とデザインのバランスを見極められるのも大きなメリットです。
建物の完成を確認したうえでデザインを決められる
専門業者に外構工事を依頼すると、建物の完成後にプランを決定できるため、実際に家の外観を見ながら外構のデザインを考えることが可能です。これにより、建物のイメージと外構がミスマッチになるリスクを軽減できます。
ハウスメーカーに外構を依頼する場合、建物の設計段階で外構プランも同時に決定することが多いため、実際に建物が完成したときに「思っていた雰囲気と違う」と感じる可能性もあります。
しかし、専門業者に依頼すれば、家の外観や周囲の環境を確認したうえで、最適な外構デザインを選べるため、より満足度の高い仕上がりを期待できるのです。
また、建物完成後に外構プランを決めることで、生活動線を考慮した設計が可能になります。
たとえば「玄関から駐車場までの距離が思ったより遠い」「庭のスペースがもう少し欲しい」といった実際の暮らしをイメージしながら調整ができるのは、専門業者ならではのメリットといえます。
豊富なデザイン・構造物の選択肢がある
専門業者は外構の専門家であり、多様なデザインや構造物を取り扱っています。
ハウスメーカーの標準仕様では対応できないようなデザインや特殊な素材を使用した施工も可能で、オリジナリティのある外構を実現しやすいのが特徴です。
たとえば、門扉やフェンスの素材にこだわりたい場合や、ウッドデッキやテラスなどのデザイン性を重視したい場合、専門業者であれば幅広い選択肢の中から理想のスタイルを追求できます。
また、植栽やライティングなど、細部にまでこだわった外構デザインを求める場合にも、専門業者ならではの知識や経験を活かした提案を受けることができます。
オーダーメイドのデザインが可能なため、他とは違う個性的な外構を作りたい方にとっては、大きなメリットとなるでしょう。
コストを抑えながら理想の外構を実現できる
外構工事を専門業者に依頼する最大のメリットのひとつが、コストを抑えられる点です。ハウスメーカー経由で外構工事を行う場合、提携業者への仲介手数料や管理費用が上乗せされるため、総額が高くなることが一般的です。
専門業者に直接依頼すれば、この中間マージンが不要になるため、同じ予算でもより充実したプランを実現できます。たとえば、ハウスメーカーに依頼するとシンプルな駐車場舗装しかできなかった予算内で、専門業者ならカーポートを追加できる可能性もあります。
また、業者によってはキャンペーン価格やセット割引などを用意していることもあり、さらにコストを抑える工夫ができるでしょう。
ハウスメーカーと専門業者どちらが自分に合っている?
外構工事を依頼する際、ハウスメーカーと専門業者では、それぞれおすすめな人の特徴が異なります。どちらの選択肢が自分に最適かを考えながら、依頼先を決めましょう。
ハウスメーカーに外構工事を依頼するのがおすすめな人
ハウスメーカーに依頼するのは、安心感を重視する方に向いています。
また、家の建築から外構工事まで一貫して任せたいと考える方や、デザインにこだわりがない方も、手間をかけずに進められるため適しているでしょう。
さらに、打ち合わせの回数を極力減らしたい方にもおすすめです。ハウスメーカーなら、すべてをまとめて依頼できるので、時間や手間を最小限に抑えたい方にぴったりでしょう。
専門業者に外構工事を依頼するのがおすすめな人
専門業者に依頼するのは、個性的なデザインを求める方や、外構をよりこだわりたい方に向いています。とくに住宅の付加価値を高めるために独自性のある外構を作りたい方には最適です。
また、コストを少しでも抑えたい方にも、専門業者の方が直接契約することで費用面でメリットがあります。
デザインや予算に合わせて柔軟に対応してもらえるので、自由度の高い外構を望む方に向いているでしょう。
まとめ
外構工事をハウスメーカーに依頼するメリットは、住宅ローンに費用を組み込みやすく、打ち合わせの手間を省けることです。一方、専門業者に依頼するメリットは、自由なデザイン選択やコストを抑えることができ、個性的な外構を実現しやすい点です。どちらが自分に合っているかは、安心感を求めるならハウスメーカー、デザインや費用にこだわりたいなら専門業者を選ぶのが良いでしょう。自分のニーズに合った方法で選択することが大切です。