愛犬と室内で遊ぶのもいいですが、愛犬が自由に走り回りながら一緒に遊べる庭が欲しいと考えている方は多いのではないでしょうか。しかし、愛犬と一緒に楽しめる庭づくりは何から始めればよいのかわからないということもあるでしょう。そこで今回は、愛犬と一緒に楽しめる庭造りのステップや庭づくりのアイデア、ポイントを解説します。
愛犬と一緒に楽しむ庭づくりのステップ
庭で愛犬と一緒に楽しむためにはどうすればよいのでしょうか。ここでは、愛犬と一緒に楽しむためのステップを解説します。
庭の使い方
庭づくりでまず考えることは庭の使い方です。愛犬が庭で走り回れるようにしたいのか、飼主と一緒に遊ぶスペースがほしいのか、友達の愛犬と一緒に遊ばせることはあるのかなど、自分の希望を整理して考えてみましょう。また、住む人の庭の使い方と愛犬が使う庭とのバランスを考えることも必要です。
動線の確認
愛犬が玄関から庭に出るのか、掃き出し窓から庭に出るのか動線の確認をしましょう。
掃き出し窓は、一般的に地面から50cmほど高いのでステップの設置がおすすめです。小型犬であれば2段のステップにするとよいでしょう。また、愛犬が外に飛び出して事故にあっては大変なので、脱走防止用の柵を設置すると安心です。
床面の舗装材料をどうするか
庭の床面はどの材料で舗装するのか考えることが重要です。床面の材料には、天然芝、人工芝、ウッドデッキ、タイル、砂利などさまざまあります。愛犬の歩きやすさや表面温度、衛生面などを考慮して選ぶとよいでしょう。
天然芝はクッション性が高いため愛犬は歩きやすいですが、芝がはげると足に土が付いてしまいます。ウッドデッキやタイルはオシャレに見えますが、夏場になると表面温度が高くなるため、愛犬がくつろげないかもしれません。
庭環境をどうするか
愛犬にはそれぞれ個性があり、外をながめるのが好きな愛犬には外が見えるのぞき窓を設置したり、人や犬を見ると吠えてしまう愛犬であれば外が見えないように目隠しのフェンスを設置したりするとよいでしょう。
また、庭に出てトイレをする愛犬もいるので、ポールを立てたり砂利を敷いたりするなどの工夫も必要です。そのほかに、庭に愛犬が口にすると毒性がある植物が生育している場合は、愛犬から遠ざけるようにしましょう。
立水栓の設置
散歩に行って帰ってきたら、庭に立水栓があるとすぐに足を洗えるので設置すると便利です。また、水遊びが好きな犬は多いため、立水栓があると庭に家庭用のプールを置いて、飼主と一緒に遊べるというメリットもあります。最近の家庭用プールは、従来のものより安価で手間がかからないものが多いです。
愛犬が楽しめる庭づくりのアイデア
愛犬と楽しめる庭づくりにはどのような方法があるのでしょうか。ここでは、愛犬と楽しめる庭づくりのアイデアを解説します。
人工芝のドッグラン
愛犬が元気に走り回れるように、人工芝のドッグランがある庭づくりをするとよいでしょう。人工芝はクッション性が高いため愛犬の足への負担が少なく、雑草の手入れをする必要がないというメリットもあります。ドッグランにする際は、脱走防止用の柵を設置することも忘れてはいけません。
もうひとつの部屋
庭をもうひとつの部屋のように使うという方法もあります。テラスやウッドデッキを中心とした庭づくりをすることで、愛犬が地面に降りることがなく、リビングから自由に出入りできるようになります。また、目隠しフェンスの色をリビングのインテリアと同系色にすることで、リビングとの一体感がある空間にすることが可能です。
愛犬と共に過ごすための庭づくりのポイント
愛犬と共に過ごす庭にするためにはどうすればよいのでしょうか。ここでは、愛犬と共に過ごすための庭づくりのポイントを解説します。
フェンスで庭を囲う
愛犬が自由に走り回るためには、フェンスや柵で庭を囲うことがポイントです。愛犬が外に出ないようにすることは、近隣住民や通行人への配慮として重要なことです。フェンスを設置する際は、愛犬がフェンスを飛び越えられない高さにすることや、フェンスの下をくぐり抜けられないようにしましょう。
材質は木製のものにすると愛犬が噛む可能性があるので、樹脂製のものにするとナチュラルな雰囲気で強度もあるのでおすすめです。
休憩場所を作る
日向ぼっこやグルーミングができるウッドデッキやテラスがあると、愛犬は休憩ができて便利です。屋根を付けると、体温が上がりやすい愛犬が熱中症になることを防げます。ウッドデッキやテラスを設置する際は、階段ではなくスロープにすることで昇降しやすくなるでしょう。
また、ウッドデッキの塗料は愛犬が舐めても安全な天然塗料がおすすめです。
まとめ
愛犬と一緒に楽しめる庭造りのステップは、まず庭の使い方を考えること、次に動線の確認をして、床面の舗装材料を選びます。床面を決めたら愛犬が過ごしやすいように庭環境を考えて、愛犬の衛生面のために立水栓を設置しましょう。
庭づくりのアイデアとして考えられるのは、人工芝のドッグランを作ることや、庭をもうひとつの部屋のようにすることです。また、庭づくりのポイントは、フェンスで庭を囲うことや休憩場所を作ることなどがあります。