家にいて道路からの視線が気になることはありませんか?家の中が丸見えでは、リラックスできませんよね。そんな方は、目隠しフェンスを設置してはいかがでしょうか。目隠しフェンスは、気になる場所にだけ後付けが可能です。本記事では、目隠しフェンスとは何か、種類や選び方、設置のポイントまでご紹介します。ぜひ参考にしてください。
CONTENTS
自宅のプライバシーを守る!後付け可能な目隠しフェンスとは
フェンスは多くの家で見られるものですが、どのようなフェンスが目隠しフェンスなのか、判断はできない方もいるでしょう。そもそも、目隠しフェンスとは何でしょうか。
目隠しフェンスって何?
外からの視線を遮る、また防犯を目的として使用される、背の高いフェンスを目隠しフェンスといいます。たとえば、庭でガーデニングがしたい、洗濯物を干したい、子どもをプールで遊ばせたいといった時、道路に面した家であれば当然、通行人の視線が気になるでしょう。
また、カーテンを開けると道路から部屋が丸見えになってしまうのも困ります。目隠しフェンスを設置することで、プライバシーを守り、快適な生活環境の確保ができます。
一般的なフェンスとの違い
一般的なフェンスは隣の家との境目に設置されるものが多く、柵の役割として使われています。柵としてのフェンスは低めに設置され、隙間が大きく、目隠しとしての機能はあまりありません。
一方、目隠しフェンスは隣の家との境界だけではなく、道路に面した部分や、防犯面から玄関付近、また気になる部分だけに設置するという方法も可能です。板を貼り合わせた、すき間の少ないものが一般的で、背も高いことから、目隠しに効果的です。
目隠しの効果と手軽さが魅力!後付け可能なフェンスの種類と選び方
新しい家に住み始めてから、外からの視線が気になる間取りに気づくこともあります。目隠しフェンスは、後付けが可能な点が大きなメリットです。
目隠しフェンスの設置で、庭への出入りが気兼ねなくできるようになったり、部屋のカーテンを開け、窓を開放しても人目が気にならなくなったりとよいことがたくさんあります。ここでは、目隠しフェンスの種類や選び方について解説しますので、フェンス選びの参考にしてください。
目隠しフェンスの種類
目隠しフェンスの素材には、アルミ、樹脂、ポリカーボネート、天然木といったものがあります。
まず、アルミは安価でありながら、耐久性に優れた素材です。シンプルな色合いがどんな住宅にもマッチします。中でも木調アルミは木のように見えて実はアルミ製なので、温かみのある雰囲気を出しながらも、耐久性があることから人気です。
樹脂はとにかくカラーバリエーションの豊富さが魅力です。例えば茶色でも濃いものから薄いものまで、微妙に異なるカラーから選べます。水を吸収しないので、手入れ不要で美しさが長持ちするのが魅力です。
ポリカーボネートはすりガラスのようなパネルによって目隠しとしての性能をキープしながらも、耐衝撃性、採光性に優れています。設置によって庭が暗くなったり、圧迫感が出たりすることがありません。
そして、天然木は加工のしやすさが最大のメリットです。他の素材と組み合わせることも可能で、経年によって色が変わり、深い味わいが出てきます。
目隠しフェンスの選び方とは?
後付けできる目隠しフェンスは、選び方も自由です。素材選びも大切ですが、目隠しフェンスを設置する目的を明確にした上で、フェンスを選ぶようにしましょう。
まずは、必要な高さを検討してください。一般的には、大人の目線が隠れる高さである180センチ程度が適当と言われています。すでにブロックやコンクリート塀がある場合には、その上に設置することも配慮し、適正な高さのものを選びましょう。
また、目隠しフェンスは高さがあり、柵のような隙間がないと圧迫感を感じやすいものです。「風通しが悪くなるのは困る」「防犯面から隙間がない方がいい」など家それぞれに希望に合わせ、板の目地の間隔を検討する必要があります。
気軽に始めるプライバシー向上!後付け目隠しフェンスの設置ポイント
目隠しフェンスはプライバシー対策に効果的です。ぜひ、家にも設置したいと思った方もいるかもしれません。
理想の目隠しフェンスが見つかったら、設置の際のポイントも確認しておきましょう。
設置は必ずプロに依頼する
目隠しフェンスはネットショップでも購入できます。DIYで設置してみようと考える人もいるでしょう。
しかし安全面を考えると、基礎から確実な施工が必要になります。DIYでの取り付けに失敗すれば、余分な費用がかかることにもあります。
また、専門知識がない素人による設置は事故を招く可能性もあります。費用をどうしても抑えたい場合には、フェンスだけ購入し、施工を業者に依頼するとよいでしょう。
基礎のないフェンスは設置場所に注意
目隠しフェンスは、種類によっては基礎なしで、直接地面に杭を打ち込んで設置することも可能です。基礎の費用を省き、手軽に設置できると思われがちですが、基礎なしのフェンスの設置には安全性において十分注意する必要があります。
基礎がない分、強度が下がるため、車や人通りの多い道路沿いや、台風・地震の被害が多い地域での設置は避けるべきです。目隠しフェンスは一般的なフェンスよりも高く大きいため、フェンスが倒れて、他人にけがを負わせてしまうリスクがあります。
隣の家への配慮も必要
背の高いフェンスの設置は、隣の家の採光にも影響を与えることがあります。隣の家の庭に日が当たらなくなってしまった、部屋が暗くなってしまったとなれば、トラブルに発展するおそれもあります。
とくに境界線にフェンスを設置する時には、隣人にフェンスの設置を伝えておくとよいでしょう。
まとめ
後付けができて、手軽にプライバシー対策ができる目隠しフェンスは、ぜひ取り入れたいものです。強度の高い素材を選べば、メンテナンス不要で安心・快適な生活が手に入ります。
また、同時に住宅のセキュリティも高められるのでおすすめです。既存のフェンスやブロック塀の上に取り付けられるもの、背が高くても圧迫感のないもの、風通しを遮らないものといった希望に合わせて、目隠しフェンスを選んでみてください。