外構工事の対象範囲はどこまで?エクステリアとの違いについても解説

公開日:2025/02/15最終更新日:2025/02/19

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外構工事とは、建物の外側に関わる工事全般を指し、駐車場や庭・フェンスなどが主な対象です。一方、エクステリアは外観のデザインや美観を重視した部分を指します。両者は似ているようで異なり、目的や内容が異なる点がポイントです。本記事では、外構工事の具体的な範囲とエクステリアとの違いについて解説します。

外構工事とは

外構工事とは、建物の周囲に設置される構造物や設備を整備する工事のことを指します。

これには、門や塀・車庫・庭・ウッドデッキなど、建物の外側に配置されるさまざまな要素が含まれます。また、外構工事は建物の本体工事費とは別料金となることが一般的です。そのため、建物本体を建てる際には外構工事の予算も別途考慮する必要があります。

施工を依頼する際にはその点をしっかりと確認することが重要です。これを怠ると、引き渡し後に追加で大きな費用が発生する可能性があります。さらに、外構工事は建物本体の工事と異なり、柔軟に計画を立てることが可能です。

予算に応じて段階的に工事を進められるほか、後から変更や拡張がしやすいのも特徴です。具体的には、はじめは必要最低限の外構を整え、将来的に庭やウッドデッキ、駐車スペースなどを追加することが可能です。

このように、外構工事を段階的に進めることで、住み始めた後のライフスタイルや家族構成の変化に合わせて、外部環境を改善しやすいでしょう。

外構とエクステリアの違いは何?

外構とエクステリアは、どちらも建物の外部に関する要素を指しますが、その目的や捉え方に微妙な違いがあります。

以下で詳しく解説します。

外構について

まず、外構という言葉は、建物の周囲に設置された機能的な構造物や設備を指すことが多く、その主な目的は実用性にあります。

建物の外部環境を安全で便利にするために設置される構造物が外構です。これらは日常の利便性や防犯対策、プライバシーの確保など、機能性を重視して計画されることが一般的です。

エクステリアとは

一方、エクステリアという言葉は比較的最近使われるようになった言葉で、外構と比べるとデザインや美観を重視しています。

インテリアが室内空間の装飾やデザインを指すのと同様に、エクステリアは建物の外部空間のデザインに焦点を当てているのです。つまり、エクステリアは建物の外観デザインを総合的に考え、外構要素を組み合わせて視覚的に魅力的な空間を作り出すことが目的です。

外構とエクステリアの違い

外構は個別の機能的な建造物であり、エクステリアはそれらを統合し、デザイン面でのバランスや美しさを追求するものということになります。

エクステリアデザインを施すことで、家の外観がただ機能的なだけでなく、視覚的にも魅力的な空間として仕上がります。また、エクステリアはインテリアと同様に、個々の家族やライフスタイルに合わせた個性を表現できる部分でもあり、住む人の趣味やセンスが反映されることが多いです。

総じて、外構とエクステリアは互いに補完し合う存在です。外構が家の周りの機能的な基盤を作り、その上にエクステリアに美的な価値を加えることで、家全体の外観が完成します。

外構工事の対象範囲について

外構工事の対象範囲は、建物の外側に位置するさまざまな設備や構造物を含んでいます。

最後に外構工事の具体的な対象範囲について見ましょう。

植栽

庭や玄関アプローチに植える木や植物も外構の一部です。

植栽は四季を感じさせる風景を作り出す要素であり、住まいの雰囲気に大きく影響を与えます。植物を選ぶ際には、手入れがしやすいか、環境に適しているかを考慮することが大切です。

駐車場やカーポート

車を所有している家庭では、駐車場やカーポートが外構工事の重要な部分となります。

駐車場の広さや配置は、使用する車のサイズや、家族の生活スタイルに合わせて慎重に設計する必要があります。駐車スペースが狭いと、車の出入りやドアの開閉がしにくくなり、使い勝手が悪くなることもあるでしょう。

また、カーポートを設置することで、車を雨や雪、強い日差しから保護し、車の劣化を防ぐ役割も果たします。

門まわり

敷地への入口となる門や門戸も、外構工事の一環です。

門まわりのデザインは、建物の外観と調和させることで統一感が生まれます。最近では門戸を設置しない家庭も増えていますが、防犯対策や子どもの飛び出し防止などの理由から、門戸の設置を検討することも重要です。

また、インターホンやポストの位置も、使い勝手を考慮して適切な高さや場所に配置しましょう。

塀まわり

建物を囲う塀やフェンスは、プライバシーの保護や防犯に欠かせない要素です。

外からの視線を遮り、安全な空間を作るために、塀やフェンスの設置は多くの家庭で行われています。ただし、塀やフェンスが高すぎると圧迫感や閉塞感が出る場合があります。そういった場合には、植栽を用いて自然に囲うなど、開放感を持たせる工夫もおすすめします。

庭の工事は、外構工事のなかでも個々のニーズや予算に応じて大きく変わります。

芝生を敷いたり、ウッドデッキを設置したり、バーベキュー用のスペースを設けたりと、さまざまなオプションが考えられます。庭のデザインは、どこにこだわるか、どこをシンプルにするかによってコストも大きく異なります。

必要な要素を優先的に取り入れ、全体のバランスを見ながら予算に応じた工事を進めることが大切です。

まとめ

外構工事は、建物の外周に設置される機能的な構造物や設備を整備する重要なプロセスです。外構とエクステリアの違いを理解することで、実用性と美観の両面からより効果的な設計が可能になります。外構は主に機能性を重視した要素で、植栽や駐車場、門まわり、塀などが含まれます。一方、エクステリアはこれらの要素を統合し、美しい外観を演出するためのデザイン的な側面を担います。適切な外構工事を施すことで、家の外部環境がより快適で魅力的な空間に変わるでしょう。

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